どんな人の言葉も盲信してはいけない
どうもこんにちは。
昨日から橘玲さんの著書「黄金の羽根の拾い方2015」を読んでいます。
「黄金の羽根の拾い方」は昔からいい本だと聞いていましたが読むのは初めてです。
2015は前回の改訂版になっていますが、補足などがメインで原著の内容は基本的にそのままとのこと。
色々な人から引き合いに出される本だけあって、なかなか面白く、引き込まれました。
ただ、投資に関する意見は今の定説とも言える、「とりあえずインデックス投資」を否定されていて驚きました。
よくよく読むと、2002年までのTOPIXを引き合いに出されており、バブル崩壊後の日本の株価はたしかにそうだったろうと思いますが、未だに語り継がれる本の内容が、現在の常識とかけ離れていることもあるという事例ですね。
優良な投資本は時代を経て、より玉石混交の中で生き残ってきた含蓄があるものですが、やはり出版された時代背景を加味して読む必要がありそうです。
まぁただ、今の米国インデックス投資が間違いないと完全に信じてしまうのも危険ではあるので、そういう意味では脇を引き締めるきっかけになるのはいいことですね。
必要な知識は複数の本、人、媒体からインプットして自分なりに咀嚼して判断しなければ活用できません。
どんな良書も尊敬できる人の言葉も「本当かな?」と疑ってみる気持ちを持ち合わせておくと、騙されたり失敗する確率が下がると思います。
それではまた。